In the room -イン・ザ・ルーム-

女性向けドラマCD

茶介沼へ落ちる人続出した傑作

こんにちは。重華<チョウカ>です。

今回紹介する作品は、9月15日の誕生花“グラジオラス”の花言葉「忘却」にちなんだ女性向けドラマCDを独断で選びご紹介します。

何度忘れられても、何度でも愛する、そんな純愛を堪能できる女性向けドラマCDに出合うきっかけになれば嬉しいです。

では、どうぞー。

In the room -イン・ザ・ルーム-

記憶の中に彼はいないのに、懐かしくてたまらない―。

In the room -イン・ザ・ルーム- [Tunaboni Collections] | DLsite
「その愛は記憶の闇に眠っている」

In the room -イン・ザ・ルーム-

ブランドTunaboni Collections
発売日2018/11/02
シナリオ/イラスト天王州藍・ツナボニーティ駿河組/夜咲コン
声優茶介
ジャンル純愛・感動
In the room -イン・ザ・ルーム-

試聴できます○o。.

あらすじ

『私』の記憶のエアポケットに彼、島崎誠二はいた。
「きみはぼくを覚えていないだけ」
【その部屋】で執拗に施される彼の愛撫に『私』は翻弄され続ける。
確かに彼の匂いを懐かしいと思う。
そう。とても懐かしい―
いつどこで『私』は彼と出会っていたのだろう?
……思い出せない。
何度目かの絶頂を極めた『私』のうつろな耳に彼の哀願が残響する。
-ぼくをわすれないで-

DLsite.com

登場人物

島崎誠二(しまざきせいじ)[CV.茶介]
アンティークや美術品の輸入販売業をしている。
誠二の姉はヒロインの高校時代の先輩。

✿❀感想(ネタバレあり)❀✿

重華的偏見フラワーガイド

MAX:✿×5
切ない純愛✿×5
感動❀×5
茶介さんの演技✿×5

この作品は私にとってかなり思い出深い作品です。発売されたのは今から7年前で、私が女性向けドラマCDに深みにハマりつつあった時に出合いました。女性向けドラマCDの可能性と魅力に気づかされた作品であり、声優・茶介さんのお声に沼ったきっかけにもなった作品です。発売されたのは7年前ですが、何度拝聴しても新鮮な感動を覚える傑作です。

物語は、高校時代の先輩の弟から呼び出しを受け、彼の家を訪れたことから始まります。彼は貴方のことをよく知っている口ぶりですが、貴方の記憶には彼はいない―。track1では状況を把握できず困惑する貴方をよそに彼は強引に自分のペースに引き込みヒロインを抱きます。貴方が彼の事を覚えていないこともあり多少のぎこちなさがある会話ではあるものの落ち着いたトーンで話す彼の雰囲気もあり平和な流れだったにもかかわらず「本当はね、僕は君を抱くためにここに呼んだんだよ。」というセリフで状況が一変します。初対面のはずなのに、まるで貴方のことを知り尽くしているような口ぶりと手ほどきに謎と背徳感が満ちています。しかも収録時間は40分という長丁場で、陵辱もののような雰囲気と濃厚な愛撫の合間ににふと彼の優しさと哀愁が伝わってきて余計に混乱します。彼の目的とは―。謎が解ける前と後ではこのシーンの聴き方がまるで違ってきます。一番最初に聴いた時の衝撃と揺れまくった感情が懐かしくて、一度記憶を消して、もう一度最初からこの作品を聴きたいです。

序盤から散りばめられていた謎は電話のシーンで明かされ、彼の苦悩と一途すぎる愛にグッときます。

分岐ルートで2種類のENDがあり、一つはメリーバットエンド、一つはハッピーエンドの構成になっています。聴いている人によって解釈が分かれるメリーバットエンドが好きという方も、結末はハッピーエンドが好きという方も満足のいくENDになっています。どちらに進んでもシナリオとして違和感が全くなく、彼からのの首まで浸かるような深い愛を改めて感じます。分岐ルートは色んな人の世界に寄り添う最高の構成だなとしみじみします。

声優を担当した茶介さんをこの作品で興味を持ったかたは多いのではないのかと思うほど、茶介さんの演技が神がかっています。序盤のシーンでは落ち着いた大人の余裕と雰囲気を醸し出しながらもどこか含みを持たせたシーンや貴方に本当の目的を抱くために呼んだと伝えた時の絶妙な塩梅の声のトーンの変化、無理矢理に貴方を抱くシーンで感情的にならずむしろ淡々としているのに時々切なさが艶やや吐息とともに漏れたり、電話でのシーンでは堪えていた感情が溢れだし聴き手の涙腺を緩めたりと、この作品が名作といわれる1つの理由が茶介さんにあると私は思います。もちろん、茶介さんの代名詞「ん?」も聴けます、、。

おススメの作品は何かと聴かれたら、1つの候補として必ず上がる作品です。

分岐ルートを楽しみたい人、泣きたい人、茶介さんのお声を堪能した人、一途な純愛に浸りたい人、秀逸なシナリオ構成を楽しみたい人…………と色んな人に胸をはっておススメできる傑作です。

おわりに

ありがとうございました((*_ _)

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「その愛は記憶の闇に眠っている」

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