初恋夏葬

追憶の君はもういない―
初恋夏葬
✿❀感想❀✿（ネタバレ注意）
おわりに

追憶の君はもういない―

こんにちは。重華＜チョウカ＞です。

今回は、10月７日の誕生花“シオン”の花言葉「追憶」にちなんだ女性向けドラマCDを独断で選んでご紹介します。

夏の音色と再会した先輩の声にノスタルジーな感情が湧いてくる、女性向けドラマＣＤに出会うきっかけになれば嬉しいです。

では、どうぞー。

見知らぬ先輩の横顔―。貴方は誰―？

【同時全身愛撫×触手×体格差】初恋夏葬「身体も、唇も、唾液も、細胞のひとつひとつまで――すべてワタシのモノだ……♡」 [天々赦] | DLsite

【郷愁青春ノスタルジー×連続絶頂×性的支配】数年ぶりに帰った故郷。古びた玄関に立つのは、胸が締めつけられるほど恋した先輩。下駄の音、夕暮れの木立、突然降り出した雨――すべて懐かしい景色のなかで、先輩の目だけがあの日と違った。「子宮を吸いつく...

サークル	天々赦
発売日	2025/08/26
シナリオ/イラスト	秋月ひらぎ/透巴ジロー
声優	哀川佳介
ジャンル	ホラー・ささやき・執着系

総収録時間：約1時間26分

【同時全身愛撫×触手×体格差】初恋夏葬「身体も、唇も、唾液も、細胞のひとつひとつまで――すべてワタシのモノだ……♡」

ガッツリ試聴できます○o。.

物語

数年ぶりに帰った故郷。
古びた玄関に立つのは、胸が締めつけられるほど恋した先輩。

下駄の音、夕暮れの木立、突然降り出した雨。
――すべて懐かしい景色のなかで、
先輩の目だけがあの日と違った。

「身体も、唇も、唾液も、細胞のひとつひとつまで――すべてワタシのモノだ……」

黒い脚、無数の触手が這い、全身を舐め尽くす。
理性は瞬時に崩れ、快楽の底へ――深く、深く堕ちていく。

【大好きだった先輩は、もういない。】
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登場人物

青柳水(あおやぎすい)　CV.哀川佳介

あなたより2歳上/175cm

学生時代の恋人。
穏やかで芯が強く、空を眺めることが好き。
あなたが親の転勤により引っ越しが決まったことで
関係が自然消滅。

大好きだった先輩――だが。
離れて間もなく、学校近くの沼で行方不明に。
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帰省した貴方の前に現れた『ナニカ』

『青柳水』に擬態して、柔らかな口調で話す。
視線は合うが、誰もいないような空虚さがある。
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✿❀感想❀✿（ネタバレ注意）

重華的偏見フラワーガイド

	MAX:✿×５
ホラー	✿×４
異種姦	✿×５
執着攻め	✿×５

蝉の音に、風鈴の音、懐かしい先輩の声―あぁ、ここに帰ってきたんだ―

郷愁を誘うノスタルジ―作品かなと思いきや深く昏い底なし沼が待っていました、、。

まぁ、タイトル『初恋夏葬』からもなんとなくそんな予感はしていましたが、、。

初っ端からR18シーンがあり、序盤から不穏な雰囲気とセリフが支配しています。一度目はセリフが聞き取れずどういう状況……？と困惑しますが、全てを聴き終わった後に、「あのシーンはそういう状況か……」と納得し背筋がゾッとしました。そして、また最初から聴くという無限ループに突入しました。

貴方は親の転勤で離れることになった故郷へと久しぶりに訪れ、そこで自然消滅した元恋人で先輩の青柳水君と再会します。甘酸っぱく懐かしい青春を思い出し嬉しくなる貴方、、。再会した二人は銀杏の木の下のお地蔵様の前で待ち合わせをして学生時代にも行った夜の夏祭りへと出掛けますが、どうも先輩の様子に違和感が…………

様子がおかしい先輩の様子が気がかりだった貴方は、再び先輩に会いに行き、そこで雨に降られて懐かしい場所で雨宿りをすることになりますが、そこで本性を現した●●…………

声のトーンが低くなり、“君”呼びから“お前”呼びに変わり、会話の合間にノイズがはしり、本当の姿をを貴方に見せます、、。正体は、是非ともご自分の耳でお確かめください、、。そして始まる全身触手責め…………もし、かりに●●から逃げ出せたとしても、体の方は確実に堕とされもう人の行為では満足できないだろうな…………と思えるほどの、容赦と救いのない触手による全身愛撫が待っています(/ω＼)

物語の最後は助けを求める声も届かない終わりなき快楽の世界へ…………。そして、序盤のシーンに戻ります。

物語はかなりホラー要素ありのファンタジーな設定ですが、音の演出によって途中で醒めることなく世界観に夢中になれました。作中に●●が本性を表した後、鈴の音が鳴り、貴方を●●から守るように遠ざけますが、次第に鈴の音が遠くなっていく、、という演出に痺れました。人が踏み入れてはいけない暗い場所に引きずり込まれていくような恐怖とあれだけ恋した先輩はもう戻って来ないと言われているような切なさが段階を踏んで襲ってきました。

元恋人でもあった青柳水君と●●の演じ分けにも脱帽しました。青柳君の時は、穏やかで爽やかで人好きのするお声ですが、●●の時は一途な狂気に染まった重低音に変化する瞬間は本当に本当怖かったです、、。青柳君との落差があるので、●●が我慢できずに本性を表した瞬間の恐怖はひとしおです。

夏が舞台のホラー作品は女性向けドラマCDには中々ないので、出会えて嬉しいです。こういうジャンルの作品がどんどん増えてくれたら嬉しいです。